会津そらの会、観望会に行ってきました。

8/21(土)会津若松に、会津そらの会さんの観望会に行ってきました。あいにく、雨混じりのお天気だったため屋内のリオンドール滝沢店、子供用絵本コーナーでお話し会を行う事になりました。
お話会の様子 

望遠鏡、顕微鏡などの光学機器メーカー、ビクセンさんのフリーペーパー「So-TEN-Ken」を見ながら、夏の夜空に観測できる天体、星座のお話を主にお聞きしました。東京で見れる夜空(6~8月)はこのような感じになっています。
夏の星空全体図

今まで夕方に見れていた宵の明星、金星も、8月下旬からは地球と金星の角度により、夜明け前に明けの明星として見れるようになります。
金星 

8/21(土)会津若松から望む西の空には、月と土星が見えます(土星を見るときはは望遠鏡を使用します)
821(土)の月土星

上の図の東京の夜空では、南西の空に土星とさそり座が位置しています。
土星とさそり座 

さそり座でひときわ目立つアンタレスは、直径が太陽の720倍もある巨大な恒星です。星の一生の最終段階に入っている星であるため(赤色巨星といいます)莫大なエネルギーを放つ超新星爆発が近い将来起きることが予測されています。(早い時には今夜、遅くても約700万年後?と推測されています)ひとたび、超新星爆発が起これば昼間でも判別できるほど、アンタレスはまばゆい光を放ち続けます。アンタレス以外にも、古い昔に他の星の超新星爆発の記録が残っており天文学者、ティコ・ブラーエがその観測記録を残しています。

そして、土星ですが実は年単位で土星の輪の見え方は変化していきます。土星の輪が消失して見える時もあります。これは土星の地軸が傾いている事と、土星の輪が巨大な土星と比べて非常に薄い事からによります。(土星の輪の厚みは10mしかありません)詳しくは国立天文台の土星の輪の消失現象の解説ページをご覧下さい→http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090904/

夏の夜空としてメジャーな星座、夏の大三角では彦星(わし座のアルタイル)、織姫星(こと座のベガ)、はくちょう座のデネブが観測できます。アルタイルはアラビア語で「飛翔するワシ」、ベガは「降下するワシ、降り立つワシ」を意味しています。(こと座から見ると、わし座が降下しているように見えるため)
夏の大三角 

こと座のM57星雲はリング星雲と言われており、その形状から「彦星が織姫に贈った指輪」と喩えられています。この星雲は惑星状星雲という種類で、太陽くらいの星が最後を迎えた頃の姿です。星そのものが巨大化し中心星から、星の外層部(表面の部分。大半が水素)が次第に宇宙空間に流出していき、あとには星の芯が残る状態になります。独特の色模様は、温度が高い中心星からの紫外線によって周囲に広がったガスが再びそれぞれ元素特有の光を放出する事に起因しています。望遠鏡では見るのは難しいですが、リングの中心には淡く光る白色矮星があります。
リング星雲 

夏の大三角で天体観測に向くおすすめの星として、はくちょう座のアルビレオがあります。この星は二重星という特殊な星で、目視では一つの星にしか見えませんが望遠鏡で見ると2つの星のペアになります。奥行きの関係で一つに重なって見えているのか、それとも二つの星が近くに存在して連携して回転している双子星なのか、実は今でも良く分かっていないそうです。赤と青のコントラストが印象的で美しい二重星で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にも出てきます。
アルビレオ 


夏の大三角は地図の平面上では三角形に見えます。ですが地球から見てアルタイル、ベガは17光年、25光年と比較的距離がほぼ同じですが、デネブだけ約1800光年と非常に遠い所にある星のため、宇宙空間での奥行きがとてつもない空間になります。星の明るさは地球の距離と反比例しているため、デネブは夏の大三角の中で実は一番明るい星なのです。(三つの星の内、デネブが一番明るさ《等級》が控えめです)ちなみに、彦星のアルタイルと織姫星のベガのお互いの距離は14.4光年と比較的近い距離にあります。詳しい図解は中日新聞のこちらの記事をご覧ください→http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=2560&comment_sub_id=0&category_id=282


また、さそり座を狙う位置に存在するいて座にはM22という球状星団があります。こちらは、太陽のような星(恒星)がお互いの重力でみっしり集まった天体です。
いて座球状星団


望遠鏡や双眼鏡が無くても観測できるものに、他には国際宇宙ステーション(ISS)があります。JAXAのこちらのページで(http://kibo.tksc.jaxa.jp/)国際宇宙ステーションの目視予想情報がこまめに更新されているので、興味ある方は挑戦してみてください。
国際宇宙ステーション 

また、はやぶさ2キャンペーンでJAXAでは「はやぶさ2」が目指す小惑星1999 JU3の名称(名前)案募集を今月中まで行っています↓
http://www.jaxa.jp/press/2015/07/20150722_hayabusa2_j.html
http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/5527.html

締切りは今月8月31日までとなっていますので、こちらも興味ある方は応募お早目に!

会津そらの会さんは約1か月に1回のペースで、天体観測の観望会を会津若松市リオンドール滝沢店で行っています。参加費は無料なので近隣の方や興味ある方は、お気軽にいらして下さい。その他、会津若松市内で色々イベントも行っています。
●公式サイト
http://aizusora.main.jp/
●フェイスブックページ
https://www.facebook.com/aizusora
●ツイッター
https://twitter.com/aizusora

当日、お話して下さった会津そらの会のメンバーの皆様どうもありがとうございました。



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