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11/25(土)「子育てカフェ ほめて育てるペアレントトレーニング」のレポート

新年のご挨拶が今頃になりましてすみません、明けましておめでとうございます。昨年中は、色々と皆様に何かとお世話になりまして活動を継続する事ができました。至らぬ点もありますが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年の11/25(土)、「子育てカフェ ほめて育てるペアレントトレーニング」を行いました。あいにく、当日は前日から大雪の天気で参加者の方のキャンセルなどがあったため、考慮して開始時間を少し遅くして開始しました。今回はお話を始める前に参加者の方に軽く自己紹介をしてもらい、家庭の子育ての困りごとなどを少しお話して頂きました。
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今回のお菓子は洋菓子店ビルゴさんから猪苗代レモンとドーナツ、また差し入れで頂いたぬれせんべいのお菓子などをご用意しました。https://tabelog.com/fukushima/A0705/A070502/7000048/
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・「行動を変えていく」のがペアレントトレーニング。見える事を変えていく、具体的に言う。
例)「ちょっと来なさい」→「5歩歩いてこちらに来なさい」
数えられることをメインに具体的に言う。

●子どもの問題行動とは?
・宿題をやらない、弟をいじめる、買い物に行くと欲しいと駄々をこねる、おとなしい‥と問題行動は人それぞれ。変えられるのは行動。行動=見える、聞こえる、数えられる。

●子どもとの関係を良くするには?
・自分でできたこと、チャレンジしたけどできなかったこと、ありがとうと言えたこと、大事な物をこわしたこと…などを受け入れる=認める(今は‥)
例) こわしちゃったね、ごめんなさいって言えたね。
・小さなマイナスの所に注目するより、マイナスの行動をしていないことをほめる。
・認める事が大事、問題なく行動している事を当たり前のこととあまり思わない。

●子どもが安心して育つために
・「自分は必要とされている、自分は大切な存在だ」という自己肯定感の上に、対人関係、しつけ、遊び・学びが成り立つ。ほめる、認める、感謝することと安心できる居場所作りで自己肯定感ややる気は育ってくる。
・自己肯定感の貯金を増やすことが重要。
・体罰、存在の否定、存在の無視は「どうせ自分はダメだから、自分は要らない」といった自己否定感を大きくさせるため、 対人関係、しつけ、遊び・学びが上手くいかなくなる。


●ペアレントトレーニングとは
・養育者ー子どもの間の関わりを通して、子どもの行動への対応を制御する。
・仲良しになるコツ(ほめる…)、困った行動を変える方法(指示・叱る‥)を学ぶ。

●行動と注目の関係について
・注目されることでその行動は増えます、注目には2つあります。
・プラスの注目であっても、マイナスの注目であっても子どもは親・養育者の注目を求めています。
・子どもが良い行動をした→ママはそれに気づいたが、当たり前と思ってほめなかった→良い行動がその後見られなくなった。
・ママが指示していないのに、自分から良い行動をした→ママはそれに気づいて笑顔でほめた→こどもは自分は良いことをしたと感じてもっとやろうと思った。

●ペアレントトレーニング=行動療法=問題行動を少しずつ修正する治療法
例)予告→大声を出すとおやつはあげません
・行動:おやつが待ち切れず大声でさわぐ「おやつおやつ!」
・結果:おやつがもらえない(大声出さなければおやつがもらえた‥)
・行動改善:おやつを待つ間 小声で話した→おやつがもらえた!
・感情的になるとお互いにつらいので、感情に振り回されないための方法

●ほめるとは
・あなたが子どもの良い行動に気づいていることを知らせること
うれしい、やった、すごい→良い行動を定着、良い行動が増える
・ほめる目的‥良い行動を増やす。かけられる言葉で自己イメージが変わる、実況中継が良い。

●ほめられる事で…
・やる気が出る、自信が持てるようになる、できる(プラス)行動が増えるようになる。
・自己肯定感:やる気、失敗してもチャレンジするぞ

ほめ方のポイント
●ほめ方のポイント1
①近くに寄る
②目を見る
③声を明るくする
④表情を豊かにする
⑤動作を含めて

●ほめ方のポイント2
・ことば‥短く、シンプルに。言葉を工夫する
・体の向き‥子供に向ける、しゃがむなど視線を合わせる
・ポイント‥100%決めない、25%できたらほめるルールにする

●3ステップ
①タイミングよくその場でほめる
②行動をできるだけ具体的に言葉にして伝える→タイミングよく
例:「パジャマの着替えができたね、えらい!」「靴下を自分ではいたんだね、さすがお兄ちゃん」→わかりやすく
③批判・コメントはしない
例:「明日もやろうね、いつも自分でできるといいね」→ほめたあとコメント無し
 
●ほめる行動を見つけるためのヒント
①最近できるようになったこと=行動を見つける
例:最近自分で靴を履くようになった→変化に気づく
②行動を観察しほめたい行動を見つける
例:出来て当たり前と思わないようにしたら、ほめたいことがみつかった→当たり前と思わない
③一連の行動を細かく分けて考える
例:服を着替える事が出来た→上着を着る、ズボンをはく、靴下をはく→行動を細かく分ける

・子どもの個性によって「うれしい」と感じる事は違うので、親の工夫が必要。
・たくさん子どもがいるときは近くに呼ぶ、アイメッセージをするなど。
・あまり長く言わない、25%できたらよしとする。言葉にして伝える事が大事。
・「宿題をやったの!」と言うより宿題をしている所をほめる事が重要。
・本人が困っても自分でやっていない事に責任をもたせる。いっぺんに変えようとしないで、一つずつ変えていく。
・中学生になると親の言う事を聞かなくなってくる。信頼できる学校の先生や家庭外の大人のふれ合い、コミュニケーションが必要になる。

●例えば‥①
・子どもがやろうとした事(チャレンジしたこと)に気づく。テーブルの汚れを拭こうとして牛乳をこぼしてしまった。
→○テーブル拭こうとしたんだね、牛乳こぼしちゃったね。
 ▲何でこぼしたの~ママの仕事増やして、もう!
●例えば‥②
・やらないことは見ないふり(少し待ってみよう)、やれたことは言葉にしてほめる。
・外から帰ってきて自分からうがいをした
→○すごい、うがいできた!
 ▲手を洗わなかったでしょ!
●例えば‥③
失敗を認める事も‥。もっと良い子にならなければ…頑張りすぎて疲れてしまう=過剰適応(がんばらないと否定されるかも)
→○先生に叱られたって聞いたよ。叱られても失敗してもママは○が大好き♡
 ▲なんで叱られたの…もっとしっかりしないとダメじゃない!
 
●ほめるしぐさ
・頭をなでる、拍手をする、抱きしめる、笑顔、たかいたかいをする、膝に乗せる、キスをする

●恥ずかしいけどやってみましょう
・近くにいる人のすてきと思うところを見つけ一言ほめてみましょう
例:目がきれい、オシャレですね、声が素敵です。
 
●指示の出し方1
指示とはあなたが何をしてほしいか子どもに伝える事です。子どもは自分が何をしたらよいのか分からない事があり時々叱られてしまいます。
・指示のポイント
①子どもの注意をひきます
②視線を合わせます
③短く分かりやすく指示します
④25%できたらほめます
・大きなことを怒った顔で指示すると子どもは怖く感じる、ねぎらいの言葉を忘れない。
 
●指示の出し方2
指示を出す1、指示を出す2→(指示に従った場合)→ほめる
 →(指示に従わない場合が3回続いたときはレッドカード)
・指示に従わない①→まず3秒待つ、冷静になる時間をつくる。同じことを言うときは大きな声をあげない。「壊れたレコード」のイメージで普通の声で言う。
・レッドカードに相当する行動‥人に砂などをぶつける、花の鉢植えを倒すことなど
・「家を出なさい」といった現実的ではない脅しの言葉は子どもにとって心の傷になる。子どもの行動をある程度制限する。制限のしすぎはよくない。
例:「勝手にしなさい」→「ママが決めます」

 
●指示(伝える時)の合言葉
・Close:近づいて(少し近づいて)
・Calm:穏やかに(あなた自身が自信をもつこと)
・Quiet:静かに(声のトーンをおさえて)

・泣き止んだら→泣き止んだね
・ケンカを止めたら→ケンカ止められたね
・ゴメンねと言ったら→ゴメンねって言えたね

 
●叱り方のポイント
5つのポイント
①近くに寄る
②行動を変える為の声かけをする
③声を低めにする
④表情はキッパリ
⑤視線は同じ高さに→10数える(場合によっては10以上)

●叱る時の約束
・事前に子どもに知らせておくことが重要→他の人を嫌な気持ちにさせた時、ケガをするような悪ふざけをした時
 
●叱ると怒るの違い
・叱る:共感的な姿勢、Response(対応)、同じことが起きた時どうすれば良いか分かる
例:「やっちゃったわ、一緒に片付けよう。これからどうする?」「おこづかいを今日半分にするよ」
叱り方→○○します、××しませんか?
・怒る:感情的に責める、Reaction(反応)、親の怒りなどを一方的にぶつける
例:「なんでお皿割ったの!」

・家訓3か条を作るなど子どもに前もって知らせておくのも効果的。
・門限は本人が少し我慢して守れそうな時間にする、すごく我慢が必要なのは長続きしない。

●使いたい言葉
○○できたね、えらいね。○してくれてありがとう。あと少しだね。~の時間になったよ。ママもバカって言わないようにするね。がんばってるね。
・今やっている事を認める、自分も反省するのが大事

●使いたくない言葉
早く○○しなさい。なんでそんなことするの。悪い子ね。ちゃんとしなさい。○○ちゃんはいい子だね。
・「なんで○○したの、うちの子じゃない、出て行きなさい」という言葉は子どもをおいつめてしまう。

●行動の悪循環→共感と褒める(認める)
ついつい叱ってしまう事が多いのですが、それではますます、本人は「やる気」をなくし自信をなくしてしまいます。わかっていながらどうしてもこの「悪循環」になりやすいものです。
●マイナスの循環から
問題行動=困った子、ダメな子→手におえない(自分はダメだ・自責)→叱責・罰を受ける事で一人で悩む→温かみの失われた関係に→自分はダメな子だという気持ちが根底にあるので反抗が起こったり強情になり、トラブルも出てくる→やっぱりこの子は!どうしよう、このままではいけないと焦る

●やる気と達成感→行動の好循環
結果ばかりに注目するのではなく、がんばっている「過程」をほめることで本人の「やる気」が出てきたり、信頼関係が深まったりします。よく観察して、努力しているときにすかさず声をかけてみましょう。
●プラスの循環へ
問題行動→子どもをどうやって援助するかを考える→養育者としてやれる自信が出てくる、ゆとりが出る。イライラの感情も少なくなる→叱責・罰を減らしほめる事を増やす→楽な気持ちになる、温かみのある関係に変わる→自分は大切な存在だと子どもにゆとりが出る、自信も付いてくる。反抗・強情は少な目になる→子どもの良い面が見えて来る・増える
 

●子どもは泣く、騒ぐ、イタズラする→でも頑張っている、ほめられたいと思っている→子どもは一人ひとり何らかの能力を持っている→信じてもらえると(理解者に恵まれれば)子どもは能力を発揮できる→子どもにこんなに素晴らしいところがあると、ある日気づく時が必ずやってくる→子どもをよく見よう、子どもの世界を受け入れよう→良いところを見つけできていること・できたこと・やろうとしたことを認めよう。能力を伸ばすお手伝いをしよう。

●不登校・登園をいやがる
・家にくつろげる場所がない
・頼れる人がいない
・話を聞いてもらえない
・自分のしたことをいつも否定される
  ↓
・先生・友達との信頼関係が築けない
・安心できる安全な場所が無い
・心身ともに疲れた
  ↓
自分の居場所がない、自己否定感が強まる
・教えるよりは受け入れよう、子どもを信じよう→私達は最高の支援者にも最悪の独裁者にもなれる。


・子どもが小さい時は親は最悪の独裁者にもなれる。
・母親からの視点では、「自分が産んだから子どもの事は理解できる」と思っているので、子どもの距離が近すぎて細かい点は見えるが全体像の性格が意外と見えない。他人に印象を聞いてみると、自分があまり知らないこどもの良い所も分かる。
・子どもにとって信頼できる他人と知り合うのはとても大事、少し距離をとって他人に委ねることも必要。
・親ができていない事を子どもに強制したり、自分を責めるのもよくない。自分を責めると余裕がなくなる。

親の気持ちのコップが不安、怒り、焦り、寂しさ、イライラ、悲しみ…でいっぱいになると子どもの不安などの気持ちは受け取れません。親のコップ内の不安を受け取ってるくれる人が他にいると、スペースに余裕ができ、子どもの気持ちも受け取れます。

会が終わった後は、関係者の方と懇親会で芳本茶寮さんhttp://www15.plala.or.jp/yoshimoto/でお食事しました。
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悪天候の中来て頂いた参加者の皆さま、ご来訪して頂きどうもありがとうございました。

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