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いなかふぇ8月ミニ企画「福島県環境創造センターに行ってみよう」レポート

8/6(土)に、8月ミニ企画として参加者の方と福島県環境創造センターの見学に行ってきました。創造センターに向かう途中、三春町にある豆腐屋のTO-FU Cafe おおはたやさんでランチしてきました。http://www.oohataya.com/cafe.html
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福島県環境創造センターは大きい施設で、交流棟、本館、研究棟の3つに分かれています。研究棟ではNIES(国立環境研究所)、JAEA(日本原子力研究開発機構)が連携して放射線計測、除染・廃棄物、環境動態、環境創造の4つの部門で調査研究を行っています。私たちは交流棟「コミュタン福島」を見学してきました。ちなみに、コミュタン福島の入館料は無料です。
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上記の写真、左に見える青い車はフランスから譲り受けた放射線を測定するモニタリングカーです。2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故当時、日本原子力研究開発機構がフランスより譲り受けたものになります。迅速な環境放射能モニタリングを実施するため、各地を走行し、放射線の測定を実施しました。2016年、震災当時の活動内容を保存し将来に伝えていくことを目的に、日本原子力研究開発機構から福島県環境創造センターへ譲渡されました。
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交流棟の中の様子はこのようになっています。
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交流棟の展示室にすぐ入ると、震災後の福島第一原発のジオラマ、震災後の福島県の移り変わりの年表や当時の新聞記事が展示されていました。
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2011年3月11日の東日本大震災、原発事故後の年表がジオラマ隣に展示されています。主に上段から福島第一原発内の出来事、災害の状況と国、県などの対応、県内の出来事の3つに分かれています。2012年3月12日以降の年表は現在の状況の更新に対応するためか、タッチディスプレイの展示になっています。
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新聞報道で振り返るふくしまの歩みという展示で震災直後やその数年後の新聞記事が展示されています。
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また、他に震災後からの福島県の取り組みを映像として流していました。
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入口の展示スペースを抜けると、中はこのようになっています。奥にある丸い球のような物は360°映像シアターで、中では360度すべての方向に映し出される映像を見れます。(360°映像シアターの中の映像は撮影禁止のため、割愛させて頂きます)白い数字のものは2011年3月11日から今まで経過した日数と秒を表しています。
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また、「子供たちのメッセージ」として、これまでに交流棟「コミュタン福島」を見学で訪れた福島県内のこどもたちの環境や未来のメッセージを保存しています。
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右は主に放射線、除染関係を学ぶ放射線ラボ、左は福島県の生物、自然エネルギー、環境に関係することを学ぶ環境創造ラボになっています。
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360°映像シアターから見た景色はこのようになっています。未来につなぐメッセージを入力すると、メッセージが壁に表示されるようになっています。
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福島県の森の割合は70%。森林面積は全国第4位の約97万5000ヘクタールにおよびます。森林には、地下に水を蓄えたり、土砂くずれを防いだり、二酸化炭素を吸収して地球温暖化の防止に役立ったり、野生生物のすみかとなったり、また再生可能エネルギーのひとつである木質バイオマスの原産地であったりと、さまざまな役割があります。
わたしちたちにとって大切なふくしまの森。森林の中の放射線の調査・研究や線量の測定、公表などふくしまの森林・林業の復興・再生に向けた取組を進めています。
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展示室の中で使われている積み木は、県の木であるケヤキなど13種類の県産材が使われ、南会津地方の製材加工職人、おもちゃ職人の方々によって作られました。県産材は、県内の製材工場で製材品の表面線量を定期的に測定し、その安全を確認して出荷されています。

福島県の再生可能エネルギー導入量(原油換算)は2014年度実績で209万kl。再生可能エネルギーとは太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力などから生成されるエネルギーのことをいいます。自然の力で定常的に補充されるエネルギー資源で、枯渇することなく繰り返し使用でき、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど排出しない優れたエネルギーです。福島県では2040年頃までに県内のエネルギー需要量の100%以上に相当する量のエネルギーを再生可能エネルギーで生み出すことを目指します。
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福島県の傷病野生鳥獣保護・救護数は2014年度で189頭・羽。近年、野生鳥獣と人との生息地域が近づいたことにより、トラブルや事故が起きるようになりました。このような状況を改善するとともに、傷ついた野生鳥獣の保護を進めるため「県立の野生鳥獣専門病院」を設置し、ケガや病気の野生鳥獣を治療し、野生に復帰させる活動を行っています。また、2016年度より「野生生物共生センター」を併設し、保護強化のための環境モニタリング調査や自然環境教育なども行っています。
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野生鳥獣の救護・野生復帰の取組
昭和57年に安達郡大玉村にある「ふくしま県民の森」内に「野生鳥獣専門の動物病院」を設置し、ケガや病気の野生鳥獣を治療し、野生に復帰させる活動を行っています。その他、野生鳥獣の救護活動に協力を申し出してくれた県内の動物病院の獣医師が、「野生動物救急救命医(ERドクター)」として、野生鳥獣の初期治療にあたっています。
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福島県の特定希少野生動植物は10種、絶滅のおそれのある野生動植物は1029種。
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福島県では県内に生息・生育する野生動植物の中でも、特に保護を図る必要があるものを「特定希少野生動植物」として指定し、重点的に守っていくための取組を行っています。
・シラヒゲソウ(ユキノシタ科)
・サルメンエビネ(ラン科)
・ビャッコイ(カヤツリグサ科)など
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福島県の平均気温は12.0℃(1890~1894年の平均)から13.5℃(2011~2015年の平均)に上昇。地球温暖化は福島県内の平均気温の推移にも現れています。福島観測所では100年以上気温の観測を続けていますが、100年前から比べると1℃以上平均気温は高くなっています。地球温暖化を防止するためには、一般家庭やオフィス・店舗において、できるだけ自動車を使わず公共交通機関を使う、省エネルギーに努めるなど自主的にライフスタイルを見直すことが求められます。
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猪苗代湖のCOD値は1.0mg/l(2014年度)。CODとは化学的酸素要求額の略で、湖沼、海域の有機物による汚れの程度を示す指標です。猪苗代湖はCOD値が低く、かつては水質日本一をほこっていましたが、近年ではCOD値が上昇する傾向にあります。県では「福島県猪苗代湖及び裏磐梯の湖沼群の水環境の保全に関する条例」などにより、猪苗代湖および裏磐梯地域の湖沼群の水環境の保全に関し基準を定めるなど、水環境の保全に取り組んでいます。
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猪苗代湖の環境保全の取組
・窒素・リン除去型浄化槽の設置…猪苗代湖につながる地域で浄化槽を新設する場合、水を濁らせる原因となる窒素とリンの両方を除去できるタイプの浄化槽の設置が事務化。これにより、生活排水をより高度な技術で浄化できます。
・除じんスクリーンの設置…平成24年度から希望者に対し、除じんスクリーンを配布し農作業などで刈り取った草が猪苗代湖に流れ込み、水質汚染の原因とならないための対策をとっています。
・水質悪化の一因となる水生植物の回収…環境保全団体や企業、行政が連携を図り、湖岸の清掃や水草の回収などの活動を始め、流域が一体となった水環境保全活動を更に推進します。


また、地熱発電やバイオマス、水力発電など再生可能エネルギーを分かりやすく解説したムービーや展示パネルもありました。
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温度差熱利用 期待される地域熱供給源
海や川、地下水の水温は大気に比べて夏は冷たく、冬は暖かくなります。この水と大気の温度差を利用してヒートポンプや熱交換器を使い、冷暖房、給湯などを行う技術です。
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ごみの最終処分場
わたしたちの捨てるごみのなかで、資源化できないごみを埋め立てる場所、それがごみの最終処分場です。最終処分場に埋めることができるごみの量には限りがあります。分別をきちんとやって、資源化して再利用できるごみが多くなれば、最終処分場に埋めるごみの量を減らすことができます。
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福島県の各市町村ごとにどういった物が何の種類のごみに分別されるかを考えるクイズ形式ゲームもありました。
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環境創造ラボを一通り見終わった後、霧箱の工作教室があったので参加してきました。
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下に置いてあるドライアイスで容器の空気を冷やして、容器にラップをかぶせます。放射線が飛ぶ跡が分かりやすいように容器の底には黒いフェルト、真ん中の物にはトリチウム水を塗ってあります。明かりを消して、懐中電灯を四方で照らすと真ん中からトリチウムのβ線が出てきます。
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霧箱で放射線が見える原理
放射線の電離作用(原子や分子から電子をはじきとばす働き)により発生したイオンを核として、アルコールの霧が発生するため、放射線の通った跡を見ることができます。
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体験教室を終えた後は、放射線ラボをじっくり見てきました。知るラボのコーナーでは体を動かしてα線、β線、γ線を防ぐ物は何かを考えるゲームもありました。
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近くには大きめの霧箱も置いてあります。霧箱では主にα線、β線、宇宙線とγ線から派生したβ線を見ることができます。スタッフさんの話によるとα線、β線は霧箱の外部から遮蔽されるため霧箱の中にある空気から発生したものが見えるそうです。
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霧箱とは
霧箱とは、目に見えない放射線の飛跡を観察する装置で放射線の通り道に沿って飛行機雲のような霧を発生させます。1897年にイギリスの科学者チャールズ・ウィルソンによって発明されました。ウィルソンはこの発明によって1927年のノーベル物理学賞を受賞しました。国内外のさまざまな科学館などでも霧箱が設置されており、ここ福島県環境創造センター交流棟の霧箱と同じように放射線の飛んだ跡(飛跡)を観察することができます。

ケアラボのコーナーでは、タブレットPCを使って壁の絵とPC内の絵を合わせることで町中や田畑、山の中など放射性物質がどのようになっているか調べる形式のゲームになっています。
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避難指示が出されたら
・情報収集…テレビやラジオのスイッチを入れ、正確な情報をつかむ。防災行政無線や広報車などによるお知らせにも注意する。
・火元・施錠確認…火災などの消火(ガスなどの元栓を閉める)。戸締りをする。
・電源確認…電源を切る(コンセントを抜く)
・非常時持出品…貴重品は身につけて最小限の持ち物を持参する。
・相互の助け合い…高齢者などには手を貸してお互いに協力し合う。近所の人に声をかける。
・被ばく防護…外衣、帽子、マスクなどを着ける。

測るラボでは福島県各地の空間線量と全国、世界各国の空間線量、過去の数値を調べることができます。
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ここでは放射線測定器を実際に使用して、農業の肥料であるカリウム肥料(自然放射性物質の放射性カリウムが含まれている)、花崗岩、湯の花を計測することができます。
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放射線関係の冊子、解説が非常に多く充実していました。
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身の回りの放射線として歯、胸、胃のX線検査、東京ーニューヨークの飛行機往復、日本の自然放射線、マンモグラフィー検査、CTスキャン検査、ケララ(インド)の自然放射線、がんのリスク増加レベル、宇宙空間の滞在、骨髄細胞の減少、急性放射線障害、放射線がん治療など放射線の強さに合わせたそれぞれの情報、数値を調べることができます。
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局部照射による放射線治療/ 回 放射線量:50000mSv
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放射線は細胞が分裂してふえるときに必要な遺伝子に作用して、細胞が増えないようにしたり、細胞が新しい細胞に置き換わるときに脱落する仕組みを促すことで、がん細胞を消滅させたり少なくしたりします。放射線治療はこのような作用を利用してがんを治療します。

宇宙空間で200日滞在した(宇宙服を着た状態)時の被ばく量 放射線量:200mSv
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宇宙には、宇宙放射線と呼ばれる放射線があります。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士にとっては、この放射線の影響が問題になってきます。ISS滞在中の宇宙飛行士の被ばく線量は1日当たり0.5~1mSV程度となります。

インドケララ州の西海岸の大地の高自然放射線地域の被ばく線量/1人1年平均 放射線量:12mSV
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インドケララ州の西海岸の大地の高自然放射線地域の被ばく線量。1年あたりに被ばくする放射線量です。周辺の岩に含まれる鉱物の「モナザイト」が風化して「トリウム」という放射性物質を含む砂となることが原因といわれています。

さまざまな分野での放射線の利用
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・先端科学技術…非常に小さな粒子や「放射光」と呼ばれる電磁波を利用して、医薬、工業、農業など幅広い研究に利用されています。
・新しい材料…プラスチックなどの材料を放射線の電離作用を利用して「熱に強い」「強度が高い」といった材料に改良します。
・非破壊検査…材料、機械、建物などを分解しないで、内部の傷などを放射線を利用して調べています。
・環境汚染物質の除去…火力発電所の排煙に電子線を当てて、酸性雨の原因となる化学物質を分解します。
・厚み測定…放射線の「物を通り抜ける力」を利用して、アルミ箔などを作るときに厚さを均一にするための管理などに利用されています。
・年代測定…遺跡などから出土した土器の年代は、土器に付いたこげやすすなどに含まれる「放射線を出す炭素」と「放射線を出さない炭素」の量の割合から特定できます。
・CT検査…放射線の「物を通り抜ける力」を利用して人の体を輪切りにした断面の画像を撮影し、内臓などの診断をします。
・X線検査…放射線の「物を通り抜ける力」を利用して体内を撮影し、内臓や骨などの診断をします。
・がん治療…放射線によってがん細胞などを手術せずに破壊し、がんを治療します。
・品種改良…放射線を当てることによって意図的に突然変異を起こさせ、病気に強い作物を作るなど品種の改良ができます。
・害虫駆除…害虫に放射線を当てて不妊化し、害虫の繁殖を防げることで害虫を駆除します。
・発芽防止…ジャガイモに放射線を当てることで発芽を防止し、ジャガイモを長く保存することができます。

放射線・放射線の研究者
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●ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン(X線の発見)
ドイツのレントゲン博士はガラス管の中の気圧を低くして、その中に高い電圧の電流を流す実験をしていました。その時、黒い紙で被っているガラス管の近くにあった蛍光版が光っていることに気が付きました。光らせたのはガラス管の中から見えない光が出ているためと考え、これを謎の線という意味でX線と名付けました。この功績により1901年、第1回ノーベル物理学賞を受賞しました。
●アンリ・ベクレル(放射能の発見)
X線が発見された翌年、フランスのベクレル博士は偶然に写真乾板の上に十字型の文鎮とウラン化合物の結晶をのせて、机の引き出しにしまっておきました。これを現像してみると、乾板に十字架が写っていたことから、ウランがX線に似た放射線を出す能力、つまり「放射能」を持つことを発見しました。放射能の単位Bqはアンリ・ベクレルにちなんでいます。1903年、キュリー夫妻と共にノーベル物理学賞を受賞しました。
●マリー・キュリー、ピエール・キュリー(ポロニウム、ラジウムの発見)
ポーランド出身のマリー・キュリーは、夫のピエール・キュリーとともに、X線に似た放射線を出す物質を取り出そうと試み、ウラン鉱石からポロニウムやラジウムという放射性物質を取り出すことに成功しました。後にマリーは放射性物質が放射線を出す能力のことを「放射能」と名付けました。夫妻はこの功績により1903年にノーベル物理学賞を、マリーは後に二度目のノーベル賞となるノーベル化学賞を受賞しました。
●アーネスト・ラザフォード(α線、β線の発見)
イギリスのラザフォード博士は、ラジウムから出る放射線について磁石を利用して実験をしたところ、磁石の力で左に曲がる放射線と右に曲がる放射線があることを発見し、それぞれを「α(アルファ)線」「β(ベータ)線」と名付けました。その後、フランスのヴィラールが磁石を使っても曲がらない放射線を発見し、これをラザフォードが「γ(ガンマ)線」と名付けました。「核物理学の父」と呼ばれ、1908年にノーベル化学賞を受賞しました。
●長岡半太郎(土星型原子模型を提唱)
東京帝国大学教授、大阪帝国大学初代総長。1903年、中央に正の電荷を帯びた原子核があり、その周りを負の電荷を帯びた電子が回っている「土星型原子模型」を提唱しました。この原子の構造を示した模型は、ボーアやラザフォードの原子模型の先駆けとなりました。
●寺田寅彦(X線回折の先駆的実験を実施)
1912年、ドイツのラウエが決勝にX線をあてると斑点模様が見えることを発見し、X線が電磁波であることと結晶が空間格子構造を持っていることを証明しました。ラウエの発見に刺激され、西川正二とともにさまざまな物質のX線回折実験を行い、1913年「X線と結晶」と題した論文を英科学誌ネイチャー誌に発表しました。

また、除染ラボのコーナーでは2012年6月の南相馬市での「相馬野馬追の復活」、2012年9月国見町の「農家の協力で果樹園の除染」といった記事などが紹介されていました。
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その他、伊達地方特産あんぽ柿の3年ぶりの市場出荷、国見町のあんぽ柿営農再開(2015年1月15日)の記事などが見れるようになっています。
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県産農林水産物の放射能検査 基準値超過数割合
玄米の基準値超過数割合(2015年8月~2016年3月まで)は0.00%、山菜・野生きのこの基準値超過数割合(2015年4月~2016年3月まで)は0.87%。
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福島県の農林水産物は、出荷時期に放射能検査を実施しています。基準値を超過した場合には、品目ごとに市町村単位で出荷が制限されるため、流通している農林水産物は安全性が確認されています。

事故後4か月間における外部被ばく実効線量は1mSV未満が62.1%(2016年3月末時点)
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基本調査の結果の概要
県民が問診票に記入した行動の記録に基づいて事故後、4か月間における外部被ばく線量を推計する調査を実施しました。平成28年3月末時点で、回答数は565,380人、回答率は27.5%です。推計期間が4ヶ月未満の方および放射線業務従事者を除く462,186人の推計結果は最高値25mSv、1mSv未満が62.1%、2mSv未満が93.8%、5mSv未満が99.8%となっています。基本調査は、空間線量率の最も高かった時期の一人ひとりの外部被ばく線量を推計する唯一の方法です。問診票や推計結果は長期にわたって保管・管理し、今後の健康管理に役立てられます。

下水汚泥の放射能濃度は事故後26400Bq/kg(2011年4月28日県中浄化センター)から65.0bq/kg(2016年1月平均)に減少。下水汚泥は一般家庭などから出る下水を下水処理施設できれいにする際に、汚れが濃縮された泥や土のようなものです。下水中に含まれる放射性物質が、下水汚泥に濃縮されるので事故後は放射能濃度が高い状態が続きました。現在では大部分が100Bq/kg以下(1キロあたり100ベクレル以下)に下がり濃度は低くなっています。
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汚染廃棄物の処理の現状
福島第一原子力発電所の事故の影響で放射性物質に汚染された廃棄物は、放射性物質への不安などにより、処理されず保管されたままであったり、事故前は再生利用されてきたものでも流通されずに保管されたままとなっており、環境回復を図るうえでも汚染された廃棄物の処理を進めていく必要があります。
こうしたなか、福島県内の下水処理場では震災以降、一時、汚泥の搬出が滞り場内での保管量が増加しましたが、現在、搬出先の確保と汚泥の減容化の取組により、処理を進めています。
放射性物質に汚染された廃棄物処理を進めるため、環境創造センターではより安全で効果的な処理技術の研究開発を行っています。

また、10月2日まで国立科学博物館のコラボミュージアムで、タルボザウルスの復元全身骨格標本などを展示しています。http://www.com-fukushima.jp/event/event_02.html気になった方は行かれてみてくださいね。
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コミュタン福島の見学を終えて少し時間が余ったので、同じ三春町にある福島さくら遊学舎に行ってきました。http://fukushimagainax.co.jp/?page_id=2 この施設は町の旧桜中学校を活用したアニメーションミュージアムで、アニメ制作会社の福島ガイナックスが管理運営しています。私たちが行った時は映画「シン・ゴジラ」公開を記念して、「特撮のDNA」展が開かれていました。福島県須賀川市出身の円谷英二監督が手掛けていた時代のゴジラシリーズや東宝怪獣映画、特撮映画シリーズなど作品群のスケッチやミニチュア、ジオラマ、当時広告に使用したポスターなど貴重なものが展示してあります。
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その他、施設内には漫画などの読書コーナー、著名な漫画家さんのサイン色紙が飾ってありました。また、常設展のガイナックス流アニメ作法展、アニメ原画展ではアニメができる制作風景を分かりやすく紹介してあり、アニメーターさんが実際に使っていた机や作品の絵コンテが置いてあって鑑賞できます。ガイナックス作品のキャラのフィギュアも展示されています。
 
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さくら遊学舎の展示を見た後は、懇親会として羊肉専門レストラン、三春の里 成吉思汗さくらでジンギスカンのお食事をしてきました。http://sakurafarm.net/index.html こちらのお店では地元で飼育している羊のお肉を使用しています。
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あげものサミット2016inふくしまのお知らせなど。
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この他、三春の里では 成吉思汗さくら以外にも地元の野菜の直売所なども隣接しています。上記のお店のTO-FU Cafe おおはたやさんや天文台がある自然観察ステーション、三春ダムも近くにありますので興味ある方は行かれてみてくださいね。

参加者の皆さま、コミュタン福島で解説をしてくださったスタッフの皆様どうもありがとうございました。

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